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食品成分計算システム

食品表示法により表示が義務化された栄養成分表示の内容を、検査せずに材料から計算するシステムです。使用するデータは日本食品標準成分表の他、仕入先より提供される情報の登録が可能です。 また、栄養成分計算をして登録した商品は、食品としても登録されますので、複数の加工品を合わせて計算できます。

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使い方


○ メインメニュー

メニュー
  • ①成分計算 ・・・ 栄養成分を計算するフォームを表示します。
  • ②商品分類  ・・・ 商品マスタへ登録する商品分類を設定します。
  • ③食品群 ・・・・・ 日本食品標準成分表の食品群と、仕入品などを追加して食品の分類を設定します。
  • ④商品マスタ ・・・ 商品登録をするフォームを表示します。
  • ⑤商品一覧 ・・・・ 登録した商品を一覧で確認、修正できます。
  • ⑥食品マスタ ・・・ 食品登録をするフォームを表示します。
  • ⑦食品一覧 ・・・・ 登録した食品を一覧で確認、修正できます。
  • ⑧作成 ・・・・・・ 登録済みデータのバックアップをします。
  • ⑨復元 ・・・・・・ バックアップファイルを復元します。

■ 栄養成分計算

あらかじめ登録済みの日本食品標準成分表のデータのみで計算する場合は、そのまま成分計算を行います。仕入品の栄養成分を登録する場合は、食品マスタへの登録から始めます。


「成分計算」ボタンを押して栄養成分計算フォームを表示します。

  • 1. 計算基準値を入力します。(既定値は100g)
  • 2. 食品ID欄右側にある虫眼鏡ボタンから,使用する食品を指定し、重量を記入していきます。
  • 3. 合計重量左側の「計算内容」ボタンより、計算内容が確認できます。

○ 成分計算フォーム左側

成分計算左

  • 4. 加熱調理など、完成品の重量が変化する場合は重量変化率を入力します。
  • 5. 計算基準値当たりの栄養成分が自動的に表示されます。
  • 6. 栄養成分表示を保存する場合は、商品分類、商品ID、商品名、商品名カナ、摘要を入力し、保存ボタンを押して登録完了です。

○ 成分計算フォーム右側

成分計算右

■ 商品分類リストの登録

「商品分類」ボタンを押して商品分類リストを表示します。

商品分類リスト

商品分類ID、商品分類名を入力すると自動的に保存されます。栄養成分を保存した商品の分類を設定する際に使用します。※修正した場合は、登録済み商品にも反映します。

■ 食品群リストの登録

「食品群」ボタンを押して食品群リストを表示します。

食品群リスト

食品群ID、食品群名を入力すると自動的に保存されます。予め、仕入品3種類と日本食品標準成分表のデータが登録されていますが追加、変更も可能です。

■ 商品マスタの登録

「商品」ボタンを押して商品マスタを表示します。成分計算を行って保存した商品は、この画面から削除や印刷をすることが出来ます。

  • 1. 「検索」ボタンから登録済み商品を検索します。
  • 2. 「削除」ボタンから表示している登録済み商品を削除します。
  • 3. 「成分計算」ボタンから表示している商品の栄養成分計算のやり直しをします。
  • 4. 「印刷」ボタンから表示している商品を印刷します。(「Preview」にチェックで印刷プレビュー)

○ 商品マスタフォーム

商品マスタ

■ 食品マスタの登録

「食品」ボタンを押して食品マスタを表示します。

  • 1. 「検索」ボタンから登録済み食品を検索します。
  • 2. 「新規」ボタンから食品を新規登録します。
  • 3. 「修正」ボタンから表示している食品を修正登録します。
  • 4. 「削除」ボタンから表示している食品を削除します。
  • 5. 「クリア」ボタンは表示している商品情報を消して、全て空欄にします。

○ 食品マスタフォーム

食品マスタ

■ バックアップの作成と復元

作成ボタンを押すと、栄養成分計算システムと同じディレクトリ内に「BackUp」フォルダを作成し、その中にバックアップファイルが作成され、最終作成日時欄に日付と時間が表示されます。復元の際は、「 ... 」ボタンから復元する日時のフォルダを指定し、「復元」ボタンを押すと復元されます。

バックアップ

作成例

あんドーナツを例に、栄養成分表示を計算から作成する方法を説明します。あんドーナツの場合、餡と皮がある点と、油で揚げる点がポイントとなります。

1.仕入品に栄養成分が記載されている場合は、食品マスタに登録します。ここでは、水を食品群「仕入品」として登録します。

食品マスタ

2.一次加工品としての「こしあん」の成分を計算します。

栄養成分計算

①重量変化率は、原材料の重量から加熱調理後どれだけ重量が減ったかの比率を表します。(重量が減った分の栄養成分も減るとの推定から)

②計算結果が得られたら、商品分類を「一次加工品」として商品を保存します。

3.次に、皮の栄養成分を計算していきます。皮の製造に使用する材料を登録していきます。

栄養成分計算2

・あんドーナツは油で揚げるため、吸油率を下表を参考に15%と設定します。

・皮の材料の重量に対して、15%のサラダ油を吸ったと仮定して、その重量のサラダ油をリストに追加します。

・中にはこしあんが入りますので、一次加工品として登録済みのこしあんをリストに追加します。

・最後に揚げる前の重量と揚げた後の重量を比較して、重量変化率を割り出します。

・重量変化率を入力した後の計算結果が「あんドーナツ」の栄養成分となりますので、商品マスタに登録して完了です。

吸油率
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